どうも。頭の凝り固まったフリーランスです。
フリーになって3ヶ月くらい経過したが、自由には不安がくっついてくるもので、これではイカンと思いながらも仕事のことばっかり考えている毎日。
人に何かを伝えるのが編集、ライターの仕事。「これではイカン」と頭でだけ思っていても変わらないので、本を読んだり遊びに出かけたりして感性を鍛えようとしているが、結局目的は「仕事のため」。
遊んでいても、気の置けない仲間といても、何故かずっと気が張っていて、なんだか心が開かない。誰と何をしててもつまらない。
いや、厳密にいうと、仕事で人と関わっているときだけは楽しい。でもそれって、やばいやつで。happyじゃなくてアドレナリン。仕事しかないおじさんと同じやつ。
原因は分かってる。焦ってるのだ。フリーになって、すごい人と出会うことも増えた私は、自分の凡人具合に焦っている。
そんなことを思いながらも、とりあえず仕事が楽しいのは悪いことではないので、仕事の情報収集のため本屋さんに行った。ついでに感性が豊かになりそうな本とかあればいいなーとか思いながら。
そして普段足を運ぶことのない「保育」ゾーンを見ていた。未知の分野のお仕事をいただいたから。
何冊か手にとった後、普段なら絶対に読まないタイプの本と目が合った。
それがこちら。
タイトルからして全然意味不明だ。
ゆうこりん的な人が書いたふわふわ系の本だろうなと思って一度スルーしたけれど、頭の凝り固まった自分に嫌気がさしていた私は「いつもは絶対に読まない本こそが、今の自分に必要なんじゃないか」とふと思った。
「いつも読む本ばっかり読んでるから、頭がずっと硬いんだよ」
天の声が聞こえた気がした。
よし、買おう。自分の殻を破ろう。ゆうこりんの世界にも興味を示そう。そう決意して購入。
よく見たら12万部?ユッキーナが帯コメント書いてる?
早速読み進めてみた。
本の内容は「てぃ先生」という保育士が出会った子供たちの発言と出来事を日記スタイルで綴っていくというもの。
まぁ、アドレナリン出ない系の本に癒されてみるのも悪くないか。。そう思いながら、ページを開いた。
・・きゅん。
_:(´ཀ`」 ∠):ウケルwww
あっ、なんか本質的なのキタw
・・・
気づけばどハマりし、一気に全ページ読んでいた。
なんだか、不思議な感覚とともに、ハッとした。
「人に感謝をしましょう」「世の中はギブ&テイクではなくギブ&ギブでいけ」「悪口は自分に返ってきます」みたいなことを文字で説明してくれる、いわゆる自己啓発本は割と好きなのだけど
そういう本を読みながらも、意識して人に感謝したり、相手のいいところを探したりはできるのは数日くらい。気を抜くと邪悪な自分も湧いてくるし、はーめんどくさいなってことはやっぱりあって。
そういうのが続いたら「イカンイカン」と、また自分を正すかのように、本を探し始めたりするわけなのだけど。
なんかそれも苦しいなって思う時がありまして。もういいや、みたいな。
でも、この本読みながら思った。こういう文章とか読んで、思った。
感謝をするとか、悪口はいけないとか、そういう「〇〇やらなきゃ」じゃなくって、そうじゃなくて、ピュアな自分を大事にした方がいいなと。
自分に正直に、ピュアに生きてさえいれば、大事なものは当たり前に守るし、大事じゃない価値観に対しては「ちがう!」って言葉が出てくる。
変に自分をつくらないから、周りの人間も、自分自身も好きでいられる。
正しい正しくない、ではない世界。だからこそ、子どもはピュアで可愛くて、頭が柔らかい。こんな凝り固まった子どもがいたら、愛されないだろーな。
「感謝」は、しなさいと言われてするものではないし、好きとか嫌いは、隠せばなくなるものでもない。
そんな自分も、ちゃんと受け入れて、素直な気持ちを持ち続ければ、少なくとも私が持っている限りの感性は、随時磨かれるのではなかろうか。
これとか、泣いてしまった。電車の中で。恥
泣いて恥ずかしかったけど、大人が子どもに泣かされるって、なんかいいなって思った。
感性をありがとう。あと、心がすごく柔らかくなったのも、ありがとう。
つまんない時はつまんないで、いいや。私は私で、それでいいや。そのかわり、ピュアに生きよう。